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2020 / 04 / 17
02:10

「KIST創立者小牧義重よりお知らせPart2」をUPしました。

Kインターナショナルスクール御父兄の皆様へ。Dear the parents and guardians of K. International School Tokyo,

 

皆様、本当に多くのご意見ありがとうございます。様々なコメントを読ませていただくと御礼を言うのが相応しいとは思えないほど鬼気迫る状況と把握しました。

IBの使命宣言には「点数のための勉強」から「生涯にわたって学び続けるための学び」に変っていかないといけないことを宣言しています。また「自分と違う考えの人も理解できるようになるよう働きかけるものである」とも宣言しています。

反省して自分と違う考えを認める中で、正しいことを探究していくことこそが改革だと私は思います。そして、運営する側が「気づく」ことから改革は始まります。IB校として本来の姿に戻り、多くの御父兄の皆様や生徒、卒業生 、職員の皆さんの意見を聞き入れて、反省して改善する、その姿勢をIB校らしく自らが宣言に従って行動する時がきています。一部職員が反省できないのなら私が学校に戻って学校がその創立理念を取り戻す行動を起こせばいいのです。

IBの理念はIBの使命宣言でも明確なように偏差値主義で生徒を点数によって優劣を判断することへの警鐘から始まっています。IBオフィスがDPの学校別平均点を開示している意味は、点数主義に走らせるためではありませんし、学校同士を競わせるためでもありません。そもそも点数のいい生徒もいれば、努力しても点数が思うように出せない生徒もいるでしょう。しかしそれによって生徒は未来や人格を否定されるものではないのは言うまでもなく当然のことです。ましてや学校がテストを受ける資格を生徒から奪うなんて、絶対にあってはなりません。DPの得点の平均点を上げるために全体的に2年履修を早め、最終の2年間をDP対策に費やす皺寄せでエレメンタリーやセカンダリーの生徒や先生を疲弊させることもIBオフィスはその理念から推奨するわけがありません。

確かにDPの得点は個々の大学を決める上で非常に大切な指標であることは確かです。しかしそれは当然、個人個人の生徒が「自分との戦い」の過程において成長するものであって、先生はそれをどんな生徒でも(見込みの点数が高い生徒であれ、伸び悩みそうな生徒であれ)精一杯、寄り添い、励ますのが本来のあるべき姿です。先生や生徒をサポートする環境づくりこそ、学校の役割だと感じます。生徒は学校という場において点数の優劣に関わらず自分を認めることが出来、また等しく自分の居場所だと感じることができる、もっと言うとそのようなことすら意識しなくても自分を高めるために、また自分らしく居られる場所として感じられるべきです。学校は全ての生徒に安心して学べる環境を提供することが使命です。生徒はその中で一年一年自分を磨いて心身共に重要な成長期の多くの時間を費やすのです。

私は点数を高める意識を否定しているのではありません。御父兄のコメントを読みましたが、Kインターナショナルスクールに長年通って、高校になり点数が足りないから君はいらない、平均点で皆の足を引っ張るから試験を受けてはいけない、 そんな理不尽なことを止めないといけない。学校は点数が伸びない子であっても、その生徒の頑張りを最大限に発揮することを応援するべきです。IBの理念とは何か、その原点に回帰するべきです。今の学校の状態は点数にこだわり過ぎて仏彫って魂入れず、の状態のように思えてなりません。この改革はI BやCISの登録そのものを剥奪されることではないことを理解して頂きたいです。何も失うものはないのです。

平均点が世界12位でなくてもいいと思います。個人個人が精一杯努力して認め合っていた数年前もKインターナショナルスクールはIBやCISの認定下であったし進学率も良かったのだから、それでいい。日本よりも学歴重視であり国際教育も進んでいるシンガポールでさえIB校の2019年のDP平均は34.48です。これでいいのです。平均点を学校の掲示板や玄関に張り出して競わせる、足切りをする、先生が疲れる、生徒も疲れる、私はそれを止めたい。一部の生徒だけが学費を払わなくていい、特別な勉強会を受けられる、テストの答えを教えて貰える、そういうことは終わりにしたい。気づいて、認めて、反省する。そんな当たり前のこと、本来なら理事会が機能して、他のどこに届け出ることでもない、自浄作用さえ働けばいいはずです。反省は勇気のある正しい行動だと私は思っています。高い学費を納めてくださっている御父兄の皆様、全ての生徒は平等に安心できる環境を持つ権利があるはずです。当然、学校に対して自由に意見の言える雰囲気がなくてはなりません。

探究する人、知識のある人、考える人、コミュニケーションができる人、信念がある人、心を開く人、思いやりがある人、挑戦する人、バランスのとれた人、反省する人。これらはIB学習者に求められる姿です。全て点数主義、偏差値重視の教育の中では目を向けられないことばかりです。私も御父兄の皆様も自分が受けてきた受け身の教育に疑問があったからこそ、この理念に心を動かされ、私はIB校をつくり、皆さんはIB校をお選びになったはずです。「デスカッション可能な先生と生徒の関係、能動的で活動的、積極的な姿勢」は約束されなければなりません。全ての生徒が挑戦できる場でなければならない、点数制で落ちこぼれをつくらない、それが私のそしてIB校の基本理念です。

いよいよコロナ感染が拡大して様々な行動規制が出てきました。そういう時こそ、私の大切な生徒は普段できないことに挑戦したり、本に触れたり、工夫して運動したり、と今だからできる発見をして欲しいと思います。たくさんある時間を自分で創意工夫できるはずです。それこそ、受け身の教育を受けている人が苦手な能動的、活動的で、積極的な姿勢です。私が言わなくても、きっと、皆さんはそうされているはすです。皆さんが元気でいることをいつも心から願っています。

学費がまた値上がりして請求されたことを聞きました。政府によって緊急事態宣言が発令されたという未曽有の事態に経済的に打撃を受けておられる御父兄の方々も当然いらっしゃいます。何故、そのことにすら配慮もできないのでしょうか。今、生徒達は「普通に学校に行って勉強する」というごく当たり前のことができない事態に生まれて初めて直面し、困惑していることと思います。今、教育者がなすべきことは、そのような生徒達に対して、「事態が落ち着いたら、また今までのように勉強できるからね。先生達は待っているよ。」というメッセージを送り、生徒達全員の帰りを待つことです。そして、そのためにはこの未曽有の事態で経済的打撃を受けた御父兄の方々も安心してお子さんをまたKインターナショナルに通わせることができなければなりません。学校は、この非常事態に直面した今こそそのような教育者としての信念に今一度立ち戻り、値上げした学費を元の額に戻す決断をすべきであると私は考えます。

私が出来ることは確実にしていきます。多くの声を頂き肝に銘じています。今後もご教示頂きますよう、ご意見欄は常設します。匿名で構いませんので学校へのご不満、不備な点、理不尽なこと等何でもお寄せください。また、私を手伝いたい、資金援助したいと申し出てくださった御父兄の皆様、卒業生の方々、本当に嬉しくて涙が出ました。ありがとう。迷惑をかけられないから、気持ちだけ有り難くいただきます。今の私には勿体ない励ましの言葉の多くをいただき、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。

K International School Tokyo 創立者 小牧義重

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